
スマートフォンが普及する前は、クレジットカード現金化は店頭でチケットや金券を購入し、その場で買い取ってもらうという方法が一般的でした。
現在ではWEB上で「商品を購入」「商品を売却(又はキャッシュバック)」するという流れがほとんどで、いくつかの方法・仕組みがあり、利用者側の手続きも若干異なります。
具体的に、現在は以下3つの方法のいずれかに該当します。

買取方式とは、文字通り商品を購入し、そのまま業者側に買い取ってもらうという方法です。
さらに買取方式には「WEBで購入した商品が自宅に発送され届いた商品を業者に返送して買取手続きを進める方法」「商品の配送先を業者に指定する方法」などがあります。
前者は実態が伴う取引であるため安全性が高い反面、商品の到着や確認にはどうしても数日が掛かってしまいました。
一方、後者の場合は直接業者に商品が送られるため商品の確認や返送が不要となっており、即日振り込んでもらえるケースが大半、延いては買取方式の弱点であったスピード面も改善されています。

現在クレジットカード現金化業者の大半が買取方式を採用しておりますが、以前は商品の授受が不要なキャッシュバック方式が主流でした。
例えば、情報商材を10万円で販売(データをメール等で引き渡す)し、口コミを投稿することで9万円をキャッシュバックするといった流れです。
キャッシュバック方式は買取方式に比べて手間が少なく、送料も掛からない、さらには換金率が高くて手軽ということで人気を集めました。
しかしながら、現在では景品表示法改正によって20%以上の現金キャッシュバックが認められなくなってしまいました。
したがって、当該方法による現金化は法令違反となっており、前述した「商品の受け渡しを伴わない買取方式」が主流になっています。

クレジットカード現金化の手法は買取方式とキャッシュバック方式が主流でしたが、昨今はキャンセル方式という第三の方法が普及しています。
キャンセル方式とは、文字通りクレジットカード決済したものをキャンセルし、現金で返金してもらうという手法です。
本来はクレジットカード決済した店舗が適切な処理をすれば決済そのものをキャンセルできるのですが、一部で決済→現金返金できるサービスがあり、それを応用したものがキャンセル方式です。

キャンセル方式の現金化は販売店が決済手数料相当分を負担するケースがあり、返金額から手数料相当額を差し引かれる場合でも販売店に多くの手間が発生します。
現金化を目的にキャンセル前提で商品を購入する行為は、詐欺罪や業務威力妨害の罪に問われる恐れがありますので絶対に止めましょう。
| 種類 | 振込スピード | 換金率 | 違法性 | |
|---|---|---|---|---|
| 買取方式 | 返送型 | 数日 | やや低め | 低い |
| 直送型 | 即日 | 高い | 低い | |
| キャッシュバック方式 | 即日 | 高い | 高い | |
| キャンセル方式 | 即日 | 高い | 高い | |
買取方式のクレジットカード現金化は、クレジットカード会社の規約違反で罰せられることはあっても利用者側が罰せられたという事例はありません。
キャンセル方式は利用者が違法行為で罰せられる恐れがあり、利用者側のリスクが大きいため優良店は買取方式が主流です。

買取方式は業者を利用するほか電子ギフト券買取など安全で換金率が高いため、
あえて違法性の高いキャッシュバック方式やキャンセル方式を選ぶメリットは無いでしょう。